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SE Can't Code

A Tokyo based Software Engineer. Not System Engineer :(

一周忌.

弟が亡くなってから一年が経った。 今でも夢に弟が亡くなる瞬間の、集中治療室での光景が出てくる。そしてその夢を見る度にベッドから飛び起きる。普段は仕事や勉強で気を紛らわせているが、ふと弟のことを考えると、もうこの世のどこにもいないんだという死に対する実感が出てきて、どうしようもない虚無感と悲しさに苛まれる。弟が亡くなって間もない頃は特にこの時間が多かった。

しかしこれはなかなか辛いことだ。これから自分がまだまだ生きていくのだとしたら、こうして同じように一年ずつ積み重ねていくわけで、ずっと悲しい気持ちでいるのは辛過ぎる。だから、前向きになろうと心に決めた。落ち込んだ後はいつも「よし、頑張ろう」と自分を奮い立たせ、ネガティヴな考えは極力やめようと意識している。そうやって、この一年を過ごしてきた。

「弟の分まで良く生きること」とお坊さんに言われたけれど、自分にとってその意味を当てはめると、やっぱり自分が望む生き方をすることが一番なのだと思う。普段からコンピュータサイエンスという小難しい勉強を続けられているのは、そうした想いに支えられていることが大きい。まだまだ全く足りてないので頑張らなきゃだが、勉強や仕事を頑張ることによって、自分の望む生き方へ向かえていると実感するし、その証明となる。

弟が亡くなってからのこの一年間、いろんなことを深く考えるようになった。自分の人生やキャリアのことは勿論、特に家族のことはいろいろとよく考えた。経済的に安定するには何が必要なのかとか、自分にはその程度のことしか出来ないんだけれど。

それでもそうした考えをするようになったから、全く話せなかった苦手な英語をオンライン英会話で訓練するようになり、週末は外国人がいるところへ飛び込み、今では多少英語を話せるようになった。プログラミングやアルゴリズム、データ解析や機械学習といった勉強面も、将来を意識して、いつ、何に取り組むべきかとより計画的に選択するようになったし、先数年レベルでの計画は常に見直しをしている。あとは健康を意識して走るようになったとか、自分の事だけでなくいろんなことを考えた上で行動するようになり、考えるレベルが一段高くなった気がする。ようやく大人になれたような。だから、少しは弟にマシな報告が出来たんじゃないかな。

そうだな、あとは何よりも楽しむことか。キャンプや登山、スポーツをしたり、旅行をしたり、好きな人達と好きな事をして無駄な日を過ごさないように。それが一番大事なことだと思う。弟が過ごす事が出来なかった日々を大事にしてこれからも楽しみながら健やかに過ごしていきたい。

次の一年もより良く生きて、また弟の墓前で良い報告をしようと思う。

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