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SE Can't Code

A Tokyo based Software Engineer. Not System Engineer :(

なりすましエンジニア.

学生の頃、元々僕は銀行マンになるつもりだった。銀行マンへのモチベーションがなんだったのかはもう覚えちゃいないが、大学の後半辺りまでは自分は銀行マンになるもんだと信じていた。けど、いざ簿記とか財務とか銀行マンに必須だろう勉強に励んでみると真っ先に「つまらない」という感覚がきた。それもある程度のレベルまで習熟すれば面白さに昇華するもんだと思って続けていたが、最後までそうはならなかった。まぁその"ある程度"のレベルに達しなかっただけかもしれないが。

今は何をしてるかというとIT企業でソフトウェアエンジニアをしている。具体的にはデータサイエンティストっぽいことをしていて、データ解析のシミュレーションやったり、機械学習のモデル考えてプログラミングをしたりと、昔想定していた仕事とはかけ離れたことをやっている。

学生の頃にふと始めたWebプログラミングをこじらせてIT企業に入り、巡り巡って今のポジションにいるわけが、元々銀行マンになりたかった人間なので自分を本当にエンジニアと呼んで良いものかと疑問に思ったりする。大学でコンピュータサイエンスを学んだ上で、なるべくしてエンジニアになったプロと比べると、場違いなことをやってるんじゃないかという小骨みたいなものをずっと抱えている。

SIの上流工程しかやってなかった頃、僕は自分をエンジニアだとは思っていなかった。それは単純にプログラミングをせずに調整業務ばかりをしていたからなんだけど、逆に自分でプロダクト設計して、プログラミングをすればエンジニアになれると思っていた。あれから僕は異動して、ほぼ一からのプロダクト開発に携わり、大部分の機能を自分で設計し、コーディング、試験、リリースまでの全工程をやったんだけど、それでも自分は本当にエンジニアなのかという疑問は消えなかった。その後のよりエンジニアっぽいデータサイエンティストな仕事をやっていてもそれは変わっていない。昔より技術的に出来ることが圧倒的に増えているのにも関わらず。

とはいえ、仕事はなんだかんだこなせているので変な感じではある。こういうのをインポスター・シンドロームと呼ぶらしい。なりすまし、という意味合いらしく、周囲を騙している感覚に捉われるもののようだが、まさにそれだ。

あといつまで経っても初心者感を抜けられないのがあるんだけど、これがまたインポスター・シンドロームに関係しているのかもしれない。いつかこのなりすましエンジニアを脱する日が来るのかなとか思って勉強しているが、まだまだ先な気がしている。

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