SE Can't Code

A Tokyo based Software Engineer. Not System Engineer :(

人月による分業。

つい先日、課長と面談があった。
今の課長との面談という場は今回が初めてであったため、課長はいろいろと自分の考えやキャリアについて聞いてきた。よい機会であると思ったので、正直に最近の仕事についてと今後自分が進んでいきたい方向性について述べさせて頂いた。

"設計、製造工程にもっと携わりたい"

入社当初より思っていたことを正直に述べた。
今のプロジェクト(前のプロジェクトでもそうだったが)では、検討チームとしてプロジェクトをマネジメントする立場にある。俗に言われている、上流工程である。下流工程については下請け会社が実施している。しかし上流工程とは言いながらも、携わるのは"要件定義まで"が現状であり、あとは下請け会社さんにお願いし、設計書が出来上がるのを待ち、出来上がったらRvをし、OKを出して製造に入ってもらう。そして出来上がるのを待つ。次に自分が実際の作業として実施するのは、総合試験である。

なんとも自分でシステムを作った感じがしない。
テレビの料理番組を見ていて、エプロンを着たタレントが材料の説明をした後、既に作ってあった料理がパッと出てくる、、そんな感じだ。


いや、わかってたんだ。
内定者時代、ちょっと自分の会社をググれば情報を得ることが出来る。そこにはネット上で叩かれている弊社の姿と「日本のIT業界のトップに君臨する上流工程専門」の弊社の姿があった。入ってみればそれをまじまじと実感する。業務の中でコーディングを行うことなんてまずない。研修で習うJavaでこそ、現場に入ればもう触ることはない。わかっていたんだ。これが分業だと。人月というビジネススタイルを取っていると、各工程に対するコストの概念が入り込んでくる。弊社の人間の単価は高い。高すぎる。そんな割高な単価を下流工程に費やすなんて、ビジネス上できないのだ。だからこそ、どんどんアウトソーシングとして、中国でのオフショアが進んでいる。そうやってコストを削減し、マージンを得るのがSIのビジネスだ。


そりゃ僕の要望なんて、プロジェクトのコストを上げる要望でしかないのだろう。



ただやっぱり僕は、自分で要望を整理して、システムの要件を決めたのだから、自分で設計をして、自分で製造をし、自分で試験をして、自分でリリースしたいという想いがある。

今回の課長との面談で、想いのままを伝えた。しかし、課長は僕の想いに対して、上記に書いた現実的な回答をくれた。
「うちの社員が製造なんてやっていたらプロジェクトのコストを圧迫するだけだ」

あくまでコスト的な観点でしかなかった。僕が製造に携わることによって生まれるものなんて無くて、ただコストを肥大させるだけだと、そう言われた気がした。
僕がいる会社はSIerだ。お客さんにこんなシステムを作りますよと約束事をして、オンスケで遂行する仕事だ。なにか特異なアルゴリズムを組んで製造工程で発揮する能力なんて必要ではない。正確な設計書と期限内に設計書通りに製造する力が求められているのだ。そこにプログラマが生み出す付加価値が入り込む余地はない(少なくとも僕にはそう思えた)。

課長との面談中、「あぁ、やっぱりそうだよね。。」とうなだれた自分がいた。

























































































僕はIT企業にいるらしい。
そんな感じはまったくしないのだけれど。

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