SE Can't Code

A Tokyo based Software Engineer. Not System Engineer :(

網羅的思考は暗闇。

 

 

データを大量に与えられて時、網羅的に取り組んでしまうケースが多い。

それはかなり非効率で、また思考停止に陥り易い。

 

 

 

研修当初の僕は、網羅的にデータに取り組み、あらゆる可能性を検討すればするほど、質はどんどん向上していくものであると考えていた。「最適解は、膨大な情報と思考の検討の末に生まれるものだ。それが品質を作り出す。」「しかしビジネスの世界はスピードが命なので、あくまで期限内にスケジュールを立て、横に果てしなく広がっているデータに当たる。」といった具合。どこか無謀感が漂う。

 

このいわゆる網羅的思考は非常に危険なことであると体験的に学んだ。

なにが危険かと言うと、質を下げる可能性があるからだ。

 

 

 

品質(Quality)、価格(Cost)、納期(Delivery/Time)

略してQCDと言う、業務を進める上で念頭に置くべき概念がある。僕は研修でこの考え方を嫌と言うほど叩き込まれた。しかし上記の三つはトレードオフとも捉えることができる。いずれかの内一つに集中した場合、どれか一つが蔑ろになる可能性がある。故にバランスが必要となる。

そしてこのQCD、なぜQが先頭に来ているのかと言うと、この三つの中で一番蔑ろにされ易いからだという。プロジェクトが進むに従って、コストが思っていた以上にかかると品質を下げなければいけなくなる。また、納期が差し迫り、スケジュールが押すとQuick&Dirtyが発生し、品質が下げられる。(Quick&Dirtyは良い意味で使われることが多いが、ここでは悪い意味で使っている)

 

 

 

 

 

 

さて、話を戻すと、網羅的思考はQCDのQとDの関係性から質を下げる場合がある。

これを僕はケースワークで体験した。

 

ざっくり言うと、売上金を向上させろという命題のよくあるワークだった。多くの資料を与えられ、そこからプロット、分析し、解決策を提示する。7人程のチームを組んで行った。

僕らはまずスケジュールを立て、その後時間があまりないという判断から網羅的にデータを集め出した。各々割り当てられたデータの洗い出しに身を投じたが、この洗い出し作業をやっていて違和感があった。それはまるで真っ暗な宇宙をフワフワと浮いているような感覚だった。全く地に足が付いておらず、"暗中模索"という言葉が綺麗に当てはまっていたと思う。

 

 

 

網羅的にデータを集め、解析してみても、困ったことにゴールが全く見えてこない。また、ゴールが見えないと、全体像もこれまた見えず、暗闇の中をふらふらと前へ進んでいく。これは非常に不安を煽る。見通しが立たないからだ。そして不安は正確な思考の邪魔をする。皆時計が気になり出す。

 

 

そしてこれがズルズルと続いていくと、知らぬ間に期限に追われる形となる。

そうなってしまえば、もう品質は忘れ去られていく...

 

 

Qは遠くの方に忘れさられ、Dしか頭にない状態になる。

ビジネスにおいて期限を守れないことは、どんな成果を持ってきたとしてもゼロとしか見なされない。だから皆の頭は期限第一となり、焦り、無茶にギアを上げ、スピードを飛ばす。

そうすると、まさしく悪い意味のQuick & Dirty。

ギリギリの期限でスカポンチンな成果物が出来上がった。

 

 

 

 

 

 

 

網羅的に問題に当たることは、まず最初に思考停止を生み出す。そしてそのまま非効率な進み方をする。

問題はなんなのか。なぜこのデータに当たらないと駄目なのか、なぜこのデータが必要なのか。まずはこうした考えをチーム全員で行わなければならない。ただ単純な宝探しゲームになってしまっては、後々厄介なこととなる。

 

 

 

 

 

 

 

ここから学べることは、なにか

効率的な進め方をすることだ。

 

上記のことから学べる対処としては、三つある。

  • 問題を設定し、仮説を立てる。
  • 仮説を元に情報の取捨選択を行う。
  • Quick & Dirty(良い意味で)
  • PDCA 

 

 

網羅的思考より、仮説的思考。

まずは問題がなにかを考え、仮説からどんなデータが必要なのかを見出す。

そして短いサイクルで、PDCAを回す。

 

 

 

 

 

たかが、ケースワークでの学びでしかなく、実践での学びではないが、

一つの学びと認定しようと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明日より現場に配属される。

need more(もっと考えろ。)

 

 

YES, ボス

 

 

 

どうもありがとうございますた。