SE Can't Code

A Tokyo based Software Engineer. Not System Engineer :(

一期一会。

 

 

少し先日の話なのですが。BKCなのになぜか京都に住んでる女友達がいまして、彼女が最近引っ越したというのでお邪魔をしに行くことに。

 

 

 

 

バイトがあるみたいで、その日の深夜1時に駅前で待ち合わせということでした。

 

基本的に僕は遅刻をしない(数少ない長所!ヒーハー)のでその日も10分前に着きました。我ながら偉い。

 

 

 

1時。まあ、彼女は0時くらいまでバイトがあると言ってたし、30分くらいは待てるかな。

普段から待つスタンスだと、相手の遅刻にも寛大になるものです。

 

 

 

 

1時半。

おろ。遅れてもいいけど、ちょっと連絡欲しいかな…

 

 

 

 

 

 

 

2時。

おろろろ。電話しても出ないなあ。もしかして寝ちゃってたりして。でも帰ろうにも終電ないしなあ。参った。

 

 

 

 

 

 

ということで、始発まで時間を潰すことに。途方に暮れて深夜徘徊していると、小さな居酒屋を見つけました。

 

「朝6時まで営業」

 

これだっ!単身で身分不相応な居酒屋に突っ込んで行きました。明らかに青年向きではなく、リーマンや年輩の常連がいますよー、みたいな趣です。店は(きっと若い時は美人だったのであろう)中年の女将さんが一人で切り盛りしていました。他には、40代くらいのおじさんが入り口の角に一人。

 

 

 

 

「いらっしゃい。何にします?」

 

 

んー。チューハイの小一つ。

 

 

「小ね。はいよ〜」

 

 

お通しは里芋を皮付きで茹でたものでした。塩をつけて食べるのですが、意外といける。シンプルでいいなあ、今度やってみましょうか。

そして一人でゆったりお酒を呑みながら、もう一度電話をかけてみました。

 

 

 

 

「もしもしー?」

 

出たっ!あ、あのー、もう2時打ってるんですが。。

 

 

「えっ?今日だっけ?来週だと思ってたー!今バイトの人達と飲んでるんだよね」

 

 

えーーーー。今日って言ってたよ!あれ、間違ったかなあ…まあいいや、とりあえず始発まで時間潰すよ

 

 

「まじでー!?ごめんー、死んだ方がいいよね。ごめん。とりあえず始発でウチも帰るからさ、その後でよかったら。明日何限?」

 

3〜5限かな。

 

 

「なら大丈夫だ。泊まってけ。とりあえずまた後で!まじごめん!」

 

 

ツー。

 

 

 

 

 

 

ああ。今2時20分か。始発は…5時くらいだろなあ。あと3時間は一人でここかよ。くそう。

 

 

友達と待ち合わせてたんですがね、日を間違えてたみたいで。とりあえず始発までここで待つことになりましたよ。

 

「あらー、大変ねえ。まあゆっくりしていってよ」

 

 

念の為調べてみたらやっぱり今日の約束でした。ファック!

 

一人で店内のテレビを見ながら時を過ごす。おいおい、そんな高いとこから飛び降りて。ビルからのスカイダイビングですか。僕もスカイダイビングやってみたい。けど、まだ死にたくないから遠慮しとくよ。

 

 

途中で男女の酔っ払いが3人。男2人のうちどうやら1人は何かの先生のようで、頻りに先生、先生、と言われていました。そしてテレビには洋画(ドラマ版?)のゴーストが。これは観たいと思い、今座っている席がどうにも首をひねらなきゃならんので、テレビが見える位置に移動。奇しくもおじさんの隣でした。

 

 

 

よくここにこられるんですか?

 

「うん、僕はよく来るよ。この辺に住んでるし。大学生かい?」

 

 

はい。三回生です。

 

「どこの大学?」

 

 

立命です。

 

「あら!立命かー、いいね。立命って楽しそうだよね。女の子とかかわいい子いっぱいいそう。」

 

 

いやまず女の子がいないんですよ!滋賀の理系キャンパスなんで。

 

「あっ、滋賀にあるの?理系キャンパスは、そうか、そりゃあいなさそうだね(笑)」

 

 

本当に。ブスがかわいく見えるキャンパスなんて言われていますし。

 

「なにそれ!よっぽどなんだね(笑)僕は青山だったんだけどさ、僕のとこも全然だったよ。呪われた代だった。」

 

 

青学なんですか!かわいい子いっぱいいそうですが、それ意外ですね。

 

「上の代までは良かったんだけどねえ。ツイてなかったよ。はあ。ごめんね、勝手に切なくなっちゃって(笑)」

 

 

 

 

見かけと裏腹に、饒舌な方でした。お仕事はパソコン関連をしているらしく、日々の進歩についていけないと嘆いておりました。

 

「今だとネットでエッチなのいつでも見れるけどさー、僕の時はまだ本だったから。あのめくる時のドキドキ感というか。興奮するよねー!でも今の若い子たちってもうなんでも知っちゃってるし、どうやってドキドキするんだろ。そうそう、僕はネットが始まった時にもうこの仕事してたから、腐るほどネットで見たなあ」

 

 

本当に面白い親父です。

 

 

 

そのあともぐだぐだと二人で喋り続けます。ヤクザに話しかけにいった話、学生時代の話、恋愛の話などなど。話は尽きません。

 

 

 

 

「なんかさ…人とのつながりって大事だよねえ」

 

 

 

その言葉に、少しどきりとしました。

 

 

 

「昔仲いいやついたんだけどさ。そいつ早稲田政経でキリンに勤めたんだけど、自分で思い描いてた道が進めなくなったから、途中でやめてさ。今は中小企業の社長やってる」

 

大企業じゃないですか。なんだか勿体無い。

 

 

「昇進が思うようにいかなかったんだね、本人は役員とかそっちを狙ってたんだけども。んで、同窓会あって。そしたらやつがこう言ったんだ。(部下に対して)みんな馬鹿なんだよ、みーんな。使えないやつばっかって」

 

八つ当たりじゃないですか。

 

 

「うん。だから僕こう言ったのね。そうやって馬鹿馬鹿言うのはいいけどさ、2年3年たって同じこと言ってたら、お前が能力ないってことだよ、って」

 

 

…たしかに。

 

 

「…変わっちまったなあ。あんなやつじゃなかったのにさ、何か悲しい」

 

 

まあ…僕の友達にもそんな感じの人いますよ。いいやつなんですが…よく学歴がどうのって言うんですよね。そういう何かの壁のせいにしてる。なんかそこは悲しいなって。でも、個人的には、つながりは切らしたくないなって。せっかく知り合ったのに勿体無いじゃないですか。切れたら悲しいじゃないですか。流石に合わない人とは僕も切りますけどね。やっぱし人と人とのつながりがあって社会もあると思うんです。

 

「へぇ…なかなかしっかりしてんじゃん。今の大学生って遊ぶことしか考えてないかと思ってるからさ、僕もそうだったけど(笑)」

 

 

なかなかで悪うござんした!

 

「知り合いの早稲田の内部あがりで、高校時代にある居酒屋でビール瓶の記録つくっておきながら、大学時代は打って変わって真面目になったやつはいるけど(笑) まあ、上の人間てさ、失敗しないやつというより、失敗した時に上手く対処できるやつだね。そういう意味で失敗を知っていないといけない、挫折とかさ。後は…さっきの僕の友人みたいな、見下す心持っちゃ駄目だよ」

 

 

結局は…人はその人の心というか、信念についてきますよね。

 

「ほんとそう。君はなんだか落ち着いた物言いだよね。雰囲気がそう。」

 

 

いや、全然ですよ。普段おちゃらけてますし。何もわかってないんです。世の中のこととか。二十歳になってもガキだなあって毎日感じてます。

 

「いやいや…こっからだよ。二十歳なんて皆子供。とにかく付き合いは大事にしな。さて、今日も仕事があるし、そろそろお暇しようかな。お友達もそろそろ来るだろう」

 

 

 

 

いつの間にか4時半を回っていました。

 

 

なんだかすみません、付き合わせてしまって。

 

「いや、僕こそ。楽しかったよ。それじゃあ」

 

 

 

 

 

 

そのあと30分後くらいでしょうか。ようやく彼女が来ました。

 

 

「ごめーん!いっぺん死ぬわ。暇だったでしょ?」

 

 いや、隣にいた青山出身のおじさんとずっと話してたから、全然。

 

 

「ならよかった。じゃあ、日本酒でも飲もうか。お詫びにおごるからさ」

 

 

ラッキー!ついでににんにく蒸し焼きも頼みました。

 

 

 

 

ちょいと飲んだあとは、家にお邪魔して、就活云々、ウチは一般職向いてないし、バリバリ働きたいんだ!金融や商社がいいな、でも会社はこだわらない。青森は絶対帰りたくない!そうそうバイト先の氷川さんて言うカッコいい社員の人がいてね…という話を聞かされながら、知らない間に寝落ちしていて昼まで寝ました。

 

 

 

そして彼女がいきなりシャワーを浴びると言って、出てきたらタオル一枚だったのでびっくりしました。

そりゃ友達だけどもさ!仮にも男女なんだから!おい!

 

「何で笑ってるの?」

 

 

彼女の豪傑さというか、屈託の無さは好きです。こちらも気を使わずに済みます。

 

 

いつも男友達をそんな感じで誘惑してんの?

 

「なに?笑 魅力的に見えた?」

 

 

見えねーよ!僕にも好みってもんがありますから!

 

「素直じゃないなあ。そんなんだから駄目なのよ」

 

 

何が?!

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだかいい夜なべでした。

彼女もまた絶ち切りたくない縁。これからもよろしく。ただタオル一枚はやめたほうがいい。そのうち勘違い君に襲われるよ。

 

 

 

 

 

 

 

このあと家を追い出され、3、4限は断念、5限を受けに学校へ行きました。

 

女の子の家から朝帰り、いや昼帰りとは、大学生らしくなったなあ(なにもなかったのだけれど、それだけでステータス!)、となんだか優越感に浸りつつ、いつものようにコンビニでヨーグルトを買って授業を受けたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやしかし

 

人と話すのは、面白い。

 

 

 

 

 

 

どうもありがとうございました。

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